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「さつまいも暮らし調査2026」調査結果レポート

一般社団法人さつまいもアンバサダー協会では、一般消費者が日常生活の中でサツマイモとどのように接しているのかを把握するため、「さつまいも暮らし調査」を実施しました。

近年、焼きいも専門店やサツマイモスイーツ、さまざまな加工商品が増え、サツマイモを目にする機会は大きく広がっています。一方で、家庭では天ぷらや煮物、蒸しいもなど、以前から親しまれてきた食べ方もあります。

そこで今回は、特定の商品や食べ方に限定せず、サツマイモをどのくらい食べているのか、どのような形で食べているのか、選ぶ際に何を重視しているのかなど、一般消費者とサツマイモとの関わりを幅広く調査しました。

調査概要

本調査は、サツマイモに対する一般消費者の接し方を把握することを目的に、マクロミル社が提供するアンケートツール「Questant」を用いて、2026年10月3日に実施しました。

設問数は5問、目標回収数は500名とし、実際には555名から回答を得ました。

調査では、サツマイモの摂食頻度、食べ方、選ぶ際に重視する点、品種への意識、サツマイモに対するイメージについて質問しました。

調査結果

※グラフは画面上では小さく表示される場合があります。各グラフはクリックすると拡大してご覧いただけますので、細かな項目や数値を確認する際は、画像をクリックしてご覧ください。

Q1.この1年間、サツマイモをどれくらいの頻度で食べましたか


最も多かったのは「2~3か月に1回程度」で20.7%、次いで「この1年間は食べていない」16.8%、「月に1回程度」15.1%となりました。
「月に1回以上」食べている人を合計すると38.7%で、サツマイモを比較的頻繁に食べる人が一定数いる一方、数か月に1回、あるいは年に数回程度という人も多く、摂食頻度には幅があることがわかります。

サツマイモは多くの人に知られ、食べられている食品ですが、日常的に高頻度で食べる食品というよりは、人によって生活への取り入れ方に差がある食品といえそうです。

Q2.この1年間、サツマイモをどのような形で食べましたか


最も多かったのは「焼きいも」の40.4%でしたが、「天ぷら・揚げ物」も36.8%と非常に高い割合となりました。
そのほか、「大学いも」22.5%、「ふかしいも・蒸しいも」20.0%、「煮物・汁物など」19.8%、「いもけんぴ」19.6%、「スイートポテト」19.6%、「干しいも」18.7%など、多様な食べ方が挙げられています。

近年は焼きいもやサツマイモスイーツへの注目が集まりがちですが、今回の結果からは、家庭での料理や昔からある加工品も依然として重要な食べ方であることがわかります。
特に「天ぷら・揚げ物」が焼きいもに次ぐ結果となったことは注目されます。サツマイモという食品を考える際には、焼きいもだけでなく、料理素材としての利用を含めて捉える必要がありそうです。

また、家庭では焼くよりも蒸して食べるという声を聞くことも少なくありません。サツマイモには、外食・専門店で目立つ食べ方と、家庭の中で日常的に行われている食べ方の両方があると考えられます。

Q3.サツマイモを選ぶ際に、どのような点を重視しますか


最も多かったのは「甘さ」で55.1%と、半数を超えました。
次いで「価格」31.2%、「国産であること」25.2%、「食感」23.1%となっています。
一方で、「品種」を重視すると答えた人は13.0%、「産地」は8.3%でした。

サツマイモには多くの品種があり、近年は店頭でも品種名が表示される機会が増えています。しかし、一般消費者が実際にサツマイモを選ぶ際には、品種名そのものよりも、「甘いか」「どのような食感か」といった、食べたときに直接感じられる特徴が重視されていることがわかります。

品種の魅力を伝える際にも、単に品種名を示すだけではなく、その品種が「どのくらい甘いのか」「ほくほく、しっとり、ねっとりのどの食感なのか」など、食味の特徴とあわせて伝えることが重要だと考えられます。

Q4.サツマイモを選ぶとき、品種をどの程度意識していますか


「品種を指定して選ぶことが多い」は8.1%、「品種を確認して選ぶことがある」は21.4%となりました。
この2つを合わせると、約3割の人が品種をある程度意識してサツマイモを選んでいます。
さらに、「品種名は見るが、あまり重視しない」の20.4%を加えると、約半数の人が購入時に品種名そのものには接していることになります。
一方、「品種はほとんど意識しない」は29.7%でした。

サツマイモの品種は以前に比べて消費者に知られるようになってきましたが、多くの人が特定品種を指定して購入する段階まで進んでいるわけではありません。

「品種名を知っている・見る」ことと、「品種を基準に選ぶ」ことには、まだ差があることがうかがえます。

Q5.あなたにとって、サツマイモはどのようなイメージの食品ですか


最も多かったのは「おやつ・間食」の47.2%でした。
次いで、「おかず・料理」34.6%、「スイーツ」31.4%となりました。
サツマイモは、おやつとしても料理としても、さらにスイーツとしても捉えられており、一つのカテゴリーだけでは説明しにくい食品であることがわかります。
一方、「流行している」と回答した人は0.2%にとどまりました。

近年、焼きいも専門店の増加やサツマイモを使った商品開発などにより、サツマイモへの注目度や露出、消費機会そのものは増えていると考えられます。しかし、消費者自身はサツマイモを「流行している食品」として認識しているわけではないようです。

このことから、近年のサツマイモをめぐる動きは、一過性の「ブーム」というよりも、以前から身近に存在していたサツマイモという食品カテゴリーが、新しい品種、焼きいも専門店、スイーツ、加工商品、新しい販売方法などによって再び活性化している「カテゴリの再活性化」と捉えることもできそうです。

調査結果から見えてきたこと

今回の調査から、サツマイモは焼きいもだけでなく、天ぷら、蒸しいも、煮物、大学いも、干しいも、スイーツなど、非常に多様な形で食べられていることが改めて確認されました。
特に、焼きいもとほぼ並ぶ割合で「天ぷら・揚げ物」が食べられていたことは、サツマイモを考えるうえで家庭料理の存在が大きいことを示しています。

また、サツマイモを選ぶ際には「甘さ」が圧倒的に重視され、「品種」そのものを重視する割合はそれほど高くありませんでした。
一方で、約半数の人は品種名を何らかの形で確認しており、品種への認知や関心そのものは広がっていることもうかがえます。
品種名を伝えるだけではなく、「甘さ」や「食感」「おすすめの食べ方」など、消費者が実際に選ぶ際に役立つ情報と結びつけていくことが、今後ますます重要になりそうです。

そして、サツマイモに対するイメージは、「おやつ」「料理」「スイーツ」と幅広く、「流行している」という認識はほとんどありませんでした。
近年のサツマイモへの注目を「ブーム」と呼ぶこともありますが、今回の結果を見る限り、消費者にとってサツマイモは新しく登場した流行商品ではありません。
昔から身近にあった食品が、新しい品種や商品、食べ方によって改めて注目され、楽しみ方が広がっている。
現在のサツマイモを取り巻く状況は、そうした「カテゴリの再活性化」と考えるほうが、実態に近いのかもしれません。

さつまいもアンバサダー協会では、今後も継続的に調査を行い、サツマイモが暮らしの中でどのように食べられ、どのように捉えられているのかを発信していきます。

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