皆さまこんにちは。干し芋理事の杉山彰啓(すぎやまあきひろ)です。 秋のいも堀りが終わり、早いものでもう干し芋加工が本格的にスタートしました。
新しい紫芋の登場!!
実は新しい紫芋の品種が誕生しております。
その名も「ふくむらさき」。
「ふくむらさき」は蒸しいもや焼きいもの糖度が高く、しっとりとした肉質で食味の良い紫カンショ品種です。当面は茨城県を中心に普及する見込みですが、その他の地域でも関心が高まっています。
農研機構は、食味の良い紫サツマイモ新品種「ふくむらさき」を育成しました。現在主力品種として普及している紫サツマイモ品種「パープルスイートロード」より紫色が濃く、食味も優れています。蒸しいもや焼きいもの糖度は「べにはるか」並に高く、しっとりとした食感です。関東を中心とする青果用サツマイモ産地において、良食味の紫サツマイモ品種として普及する予定です。
引用:農研機構
「九州系255」×「パープルスイートロード」を交配して出来た品種。昨年から業界内では密かに凄い紫芋の新品種が誕生したという声を聞いていたのでめっちゃ楽しみにしていた紫芋なんです。
早速干し芋に加工してみました♪
断面が鮮やかな紫色でとても綺麗です。
およそ90分蒸します。べにはるかのようにトロトロした肉質です!そして汁が溢れんばかりに滴ります。
色々な形にカットして丸2日間乾燥機で干しました。干す時間の経過とともに濃い紫色に変わっていきます。
結果は??
干し芋としては平切りにスライスしたタイプはしっかり食感の干し芋が出来上がりました。ビーフジャーキーのような、鯨のタレ(鯨肉を干したもの)のような食感です。これはこれでいい感じかもしれません♪甘さはべにはるかみたいな甘さは感じられませんが、程よい感じです。
研究している方々からお話しを伺った際にも干し芋よりも焼き芋に向いている品種と聞いていたので確かに焼き芋の方が向いている気がします。
これから更に糖化してくると甘さも増すので一概には言えませんが今まで食べた紫芋では一番ではないでしょうか。
皆さまも是非お試ししてみてはいかがでしょうか。
以上
スギヤマジック♪でした。