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「知る」はおいしい 雑誌・dancyu視点の「大学芋」

さつまいもアンバサダー協会 大学芋担当の奥野靖子です。

秋が近づいてきました・・・コンビニエンスストアやスーパーでも、
巷のカフェでも、おいしいサツマイモスイーツが味わえる季節!

そんな中プレジデント社「dancyu(ダンチュウ)」さんにて、
「大学芋」の特集ページ・・・題して「大学いも祭り2020」を組んで頂きました。
私は、取材協力。合わせて専門店様の味わいの一言コメントを寄せております。

“「知る」はおいしい。“をテーマにしているdancyuさんの、執念深さまで感じる取材記事。
大学芋好きの私にとっても、気付かされる事ばかりの内容でした。
詳細は誌面をご覧いただくとして、その私の気付き&感動を勝手ながら記載させてください。

とある「大学芋専門店」の1日・・・のすごさ
今回のdancyu、大田区北馬込の大学芋専門店「甘藷生駒」の1日密着取材も掲載。
生駒一家の連携プレーが「全員野球」として紹介されています。
確かにお店に訪れる都度、ご家族のポジションは違っていて。
お父様が私のお話に付き合ってくださる中でも(すみません)、
特別な声がけがなくとも他のご家族によって大学芋が続々完成。
この記事で、おいしい大学芋ができるまでのチーム感と、
細やかな工程を垣間見ていただけるかと思います。

ちなみに、生駒さんの店舗はレジ前から調理場がガラスで見えます。
揚げポジションにいらっしゃる方も「いらっしゃい!」と声をかけてくださる。
そして揚げたてのキラキラのお芋が見えます。

17年前に建て直したこの造りには、
生駒家ならではの想いが込めれているんじゃないかな・・・
と今更ながら思いました。

「大学芋」諸説ありの行方
「大学芋」がなぜ「大学」なのか、という点は私もよく聞かれる質問です。
大学芋屋さんへのヒアリング等で、大学芋愛協会自体が複数の説を把握しています。
しかし。dancyuさんは同じく「大学」の冠がつく「大学ノート」に着目され、追加調査されています。
「大学はどこなのか?」という執念深い調査。
なぜ私は今まで調べていなかったのであろう・・・と愕然。
この内容をベースに、今一度ルーツを掘り下げたいなと思いました。恐れ入ります。
<掲載店様:東京都三ノ輪「味の良三郎」さん>

おいしい大学芋専門店様の紹介
本紹介ページにて、愛協会の私はあくまでも協力。
私の「大学芋の深さに驚きますよ!」という言葉に触発された、
ライターさんの芋紹介が自由に・鮮やかに記されています。
都内の大学芋専門店さん計4店舗を巡る「大学芋巡礼の旅」。
自分が各店舗さんのお芋を初めて頂いた時の感動がまざまざと蘇りました。
また、味わいの「例え」も実にわかりやすくって、唸る表現が沢山あります。
ぜひお店に訪れて、ご自身の感動と、この誌面のすり合わせをして頂きたい!
そしてサツマイモ好きの方にも発見のある表現があるのでは、と思っています。
掲載店様
東京都「おいもやさん興伸」さん
東京都浅草「千葉屋」さん
東京都板橋区「合格屋」さん
東京都青梅市「青梅大学芋学部」さん

コンビニ大学芋の謎
「大学芋が好きです!」と私が言うと、
以前は「給食の大学芋」「お母さんの大学芋」等のエピソードが大半だった中、最近は変化が。
そう「コンビニの大学芋」「スーパーの大学芋」に関してのエピソードを聞く事が多いのです。
中でも、大型コンビニチェーンさんの大学芋の話はよくご紹介の機会があります。
しかしその製造メーカーさんの話は、どこまで触れてよいのかどうかわからず、
目立って紹介はしてこなかった・・・冷凍大学芋のヒミツが今回記載されております。
芋好きさんであればご存じのあのメーカーさんが!

瀬尾幸子さんの「大学芋」づくり
料理家瀬尾さんによる、大学芋づくりのコツ。
「レシピ」・・・という堅苦しいものじゃなくって、
「大学芋ってどんな個性だろう?」「どんな味だとうれしいかな?」というおしゃべり記事。
とりあえず、言われるがままに全部試したくなるし、やっぱり大学芋が愛おしくなる記事です。

dancyuさんは現在本屋さんに平積みチュウ。
大学芋好きさんも、芋好きさんも、そうでない方も。
食べ物を多面的に知るってこんなに楽しい、と改めて思える特集です。
ぜひぜひお手にとってみてくださいね。

さつまいもアンバサダー協会 理事
日本・大学芋愛協会 会長
奥野 靖子

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