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準完全栄養食品だからこそのさつまいもの魅力

準完全栄養食品としてのさつまいもの魅力は、「準」という不完全さにあるのではないでしょうか。

さつまいもは主食になりにくい

さつまいもを主食としてきた国・地域は多数ありますが、どこの国や地域でも、所得があがったり、さつまいも以外の穀物(米や麦)が栽培できるようになると、さつまいもが主食ではなくなります。これは不思議と世界共通の現象でして、現在主食としている国や地域においても、さつまいもが好きという理由でやっているわけではないということです。

これは主食として考えると、いくら食べても飽きがこない、他の食材との食べ合わせに優れるという点が必要となり、どう考えてもさつまいもは米や麦に劣ります。
また、経済発展とともにいろいろな食材を食べることができるようになり、ひとつの作物に栄養分を頼る必要がなくなるということもあるでしょう。

一方、米にしても病気に弱く栽培が難しかったり、米だけ食べていてもビタミン欠乏症になったりします。小麦にしても食物アレルギーをもつ人が多いです。

このように作物はそれだけで完全なものはありません。

完全栄養食は魅力なのか?

少し前にアメリカでSoylentという生存に必要な栄養素がすべて含まれ、従来の食事が不要となるという飲み物が話題になりました。また同じような商品が日本でも開発/販売されるようになりました。
合理主義のアメリカでも賛否両論ある商品コンセプトです。

日本版Soylent登場。完全栄養飲料COMPは牛乳っぽくてさらっとしていた

完全栄養食に私個人としても魅力は感じません。特にドリンクであることが私には耐えられません。

人は固形物を食べることをやめると一気に弱ります。咀嚼することに意味があると思っています。
点滴などで栄養分を補給することで生き永らえることは可能ですが、果たして生活の質としてはどうなのでしょうか?

さつまいもを名バイプレイヤーに育てる

人も完全な存在はありません。様々な能力をもった人が助け合いながら、ひとつの社会を作り上げていきます。

同じようにさつまいもも不完全だからこそ、他の様々な食べ物と組み合わさりながら、バランスの優れた美味しい料理になります。
さつまいもが完全な食材だったら面白くありません。

主役(主食)にはなれないかもしれませんが、味のある名バイプレイヤーとして、さつまいもを活かす道を考えていければと思っています。

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