学ぶ

サツマイモの機能性、特有の栄養成分に注目しよう

今回はサツマイモの機能性として特有の栄養成分について触れてみたいと思います。

ヤラピン、クロロゲン酸、アントシアニンです。

ヤラピン

サツマイモを輪切りにすると染み出てくる白い乳液上の液体のことです。ヒルガオ科の植物に一般的に含まれますが、食品ではサツマイモにしか含まれていません。

胃の粘膜の保護、腸の蠕動(ぜんどう)活動を促進してくれます。そのため、食物繊維との相乗効果により便秘解消の効果が高まります。ただし、ポリフェノール成分と結合することで黒ずみを生じさせるため、サツマイモの加工を行う場合には厄介者扱いされることが多いです。

クロロゲン酸

サツマイモに含まれるポリフェノールは主にクロロゲン酸です。近年、クロロゲン酸には抗酸化作用や糖吸収遅延、脂肪の蓄積を抑える効果などが知られており、肥満の予防のためのサプリメントなどに利用されています。またメラニン生成阻害作用も認められています。

サツマイモのポリフェノール量は平均は228mg/100gで、コーヒー一杯当たりクロロゲン酸量(55~240mg)に匹敵します。焼き芋にした際に生じる焦げ臭がコーヒーの匂いに似ている理由でもあり、コーヒーとの相性が良いのもこの成分のおかげでしょうか。

アントシアニン

上の2つの成分はサツマイモだったら必ず含まれる成分ですが、アントシアニンは紫芋と呼ばれる果肉が紫色をしたサツマイモに含まれる成分です。

一般的には目の働きを高める効果や眼精疲労を予防する効果で有名ですが、抗酸化作用、肝機能軽減作用などの生体調節作用、メタボ予防や花粉症予防の効果も認められています。
サツマイモに含まれるアントシアニンの数は16種類以上と多く、そのうち8種類が主要なアシル化アントシアニン(有機酸の結合したアントシアニン)の混合物となっています。アシル化アントシアニンは熱や光に対して非常に安定しているため、他の植物のアントシアニンに比べると高い効果が期待できます。

以上、サツマイモに含まれる特異的な成分について触れてみました。

関連記事

この記事へのコメントはありません。