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干し芋の白い粉の正体はいかに??

皆さんこんにちは😃
アンバサダー協会干しいも担当、スギヤマジック♪こと杉山です。

干しいも業界では年明けて2月過ぎた干しいもが一番甘みがのってきて美味しいなんていうのですが、皆さんは干しいもライフ楽しんでおりますでしょうか?

もうカビちゃったの??

巷では熟成させたワイン、熟成肉、もちろん干しいもだって熟成すると新物とはまた違った豊潤な甘さ、香り、見た目も少し濃くなるのかもしれません。特に干しいもの場合は業務用冷凍庫で温度管理をしっかりと行い保管した場合を除いては、時間の経過とともに干しいもの表面に白い粉雪のような粉が付着してきます。

そうこの白いカビを見て「え〜⁉︎もうカビちゃったのーー‼︎」
と涙して廃棄した方もいらっしゃるかもしれませんね。
こんなびっしりと真っ白けっけにカビてしまってはもうお手上げですね…

ちょっと待ったー!!

ご安心ください。この白い粉は食べれるんです。

マジっすかーー⁉︎なんて声が聞こえて来そうですが、そうなんです。

この白い粉の正体は糖分なんです。
さつまいもってとっても甘いですよね。そのお芋が持つ糖分が表面に少しづつ現れてくるんです。なので舐めたら甘いです!

逆に白くないと嫌だというコアな方もいらっしゃいます。
それをストーブの上で炙ってサイコーじゃないですか(今はトースターが便利♪)。
私の経験では寒いお部屋やお家の冷蔵庫で保管すると表面が白くなりやすい感じがします。

食べ頃

白い粉がふいて来ると食べ頃なんて言ったりします。 
それ以上放置して置くと遂にはカビてしまうこともしばしば…。
良く食べ物は腐る一歩手前なんて言われたりしますがそれかもしれませんね!

カビとの見分け方!

では、一体どうしたらカビと白い粉を見分けることが出来るのか⁇
これは意外と簡単な方法があるんです⁉︎
先ずは白い粉は粉雪のようにサラサラとしています。まるで粉砂糖のような感じです。
一方、カビは胞子状に白い綿のようにカビていたり、青くカビていたり、赤茶色のカビもあります。

一番簡単な方法

「いやいや、そんなの我々素人には分かりませんよーー」って声にお応えいたします‼︎
ありますとも一番簡単な見分け方が。
実は干しいもを光にかざして当てて見ると一発で発見出来ちゃうんです。



一見普通の干しいも。
少し右のお芋に黒い点があるようにも…。



光に当ててビックリ⁉︎
黒い斑点がけっこう広がっているでは無いかーー。

さあ、皆さんこれで干しいものカビの見分け方はバッチリですね。
でも間違えてカビたものを食べてもお腹痛くなるくらいですから大丈夫ですよ…笑笑(冗談です…食べないでーー‼︎)

*余談
ご年配の農家さんが昔、北海道の方では結婚式に白い干しいもが良く使われていたそうです。紅白の白を真っ白い粉がふいた干しいもに需要があり、おめでたい席には欠かせない存在だったとか。そういうおめでたい使われ方が干しいもにあったとは意外ですよね。

これからも良い伝えが次の世代にも語り継がれていくと嬉しいです。

ではまた次回お会いしましょう!

スギヤマジック♪

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