さつまいもアンバサダー協会の大学芋担当・奥野です。
今日 声高に美味しいと紹介したいのは「サツマイモの皮チップス」。
その名の通り、サツマイモの皮を揚げるだけのレシピです!
この「だけレシピ」ですが、ちょっとコツを踏まえると お家でもより美味しくできます。
大学芋やお料理の工程で、サツマイモの皮を捨てた事がある方に ぜひ試して頂きたいです。
(写真:奥野がつくったサツマイモの皮チップス)
【サツマイモの皮チップスのコツ】
お家でつくる場合、私がおすすめなのは「包丁で剥く」事。ピーラーではありません。
それも、皮に芋が少し付くくらい・・・ガリッと「厚めに剥く」事です。
そうすると「お芋の甘い味わい」と「皮の香ばしさ」の両方が味わえます。
(写真:サツマイモの皮は、思い切って厚めに剥きます)
野菜のスライスであれば、少しでも薄く剥く事が正義ですが、
サツマイモチップス用は例外という事です!
これであれば不器用な私でも、美味しくできるワケです。
あとは、高温の油(180℃くらい)で揚げるだけです。
(写真:なんともいい色合いの皮チップス)
【チップスとの出逢い】
私がよくお世話になっている板橋区の大学芋専門店「合格屋」さんで出逢った、サツマイモチップス。
ここでは「サツマイモチップス」が破格の100円!で購入できます。
写真にございます様、合格屋さんのチップスは「皮」も含まれますが、
大半がサツマイモの実部分を上手に うす~くヒラヒラとスライスされています。
これがまたカリッとして美味しいんです。
でも、これくらい薄くスライス&カリっと揚げるのは職人技なので(家の鍋ですと焦げやすいです)、
実を味わえるチップスを食べるなら・・・やはり合格屋さんに買いにいくしかありません!
そして行けない時は、自分の皮チップスで心を満たすのです。
(写真:板橋区合格屋さんの「サツマイモチップス」)
【皮ごと食べられる魅力】
合格屋さん店主さん曰く「”皮や端にも栄養がある”と近くの大学の先生が来たときに教えてくれた」とか。
そう、サツマイモチップスは、お客様の声から生まれた商品だったのです。
実際に「サツマイモの皮」に関して調べると、サツマイモに含まれる「カルシウム」は、
皮部分ですと肉部分の5倍程の濃度で含まれています。
他にも、ポリフェノール(「クロロゲン酸」「アントシアニン」)も
皮部分に多く含まれている事もわかりました。
あまり揚げ焦げすぎると養分は逃げてしまいますが、
これを機会に調理工程で捨てていた「皮」が美味しく食べられると知っていただけたら嬉しいです!
【皮チップス仕上げ】
私は自作の際は何もまぶしませんが、お好みで「お砂糖」や「塩」を
振りかけるのも美味しいです。
ちなみに合格屋さんの皮チップスは「黒糖」がまぶしてあります。
ぜひ皆さまもトライしてみてください!
【参考】
・日本いも類研究会「ⅩⅠ さつまいもの栄養と食文化」
・「サツマイモのきた道」(著・小林仁 版・古今書院)
さつまいもアンバサダー協会 理事
日本・大学芋愛協会 会長
奥野 靖子