学ぶ

サツマイモと日本人 サツマイモとの現在進行形の関係

サツマイモの歴史というよりも、サツマイモに関わってきた歴史上の人物、町おこしへの活用、これからの活用法について幅広く紹介されている本です。
本のタイトルそのままに、サツマイモと日本人の過去・現在・未来の関わりあいが重点的に書かれています。

日本人とサツマイモの関わりというと、やはり江戸時代に発生した飢饉がきっかけとなることが多い。

やせた土地でも栽培しやすくカロリー源として優れているサツマイモは、各地で栽培が奨励され、その際に功績のあった人が祀られている神社も、地方に行くと多数見かけます。

栄養が十分に満たされている現代では、特に甘い品種が好まれていて、嗜好品としての面が強く、主食というよりもおやつやスイーツとして食されていることが多い。
ちなみに、サツマイモを主食として消費する国では、甘みが少ない品種が好まれるようです。

そんな中、サツマイモの長所に注目した取り組みも始まっているそうです。例えば、サツマイモは準完全栄養食品ですが、たんぱく質が少ないので、たんぱく質を多く含む品種を開発し、宇宙船内で栽培して食料にできないかの研究等。

江戸時代から日本に根付いてきたサツマイモですが、その活用方法はまだまだ開拓されると思います。

関連記事

この記事へのコメントはありません。