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さつまいもの可能性を感じるフルコース料理

今回は、さつまいもフルコース料理をご紹介します。
どれもさつまいもにはまだまだ新しい楽しみ方が残っていると感じたメニューでした。

(前菜)こんがり焼いた黄金千貫・柚子みそ・クリームチーズのカナッペ

バゲット代わりにスライスした黄金千貫を使用。
さつまいものメニュー応用の可能性を感じさせる一品です。

(サラダ)3種のサツマイモ(紅きらら・アヤムラサキ・紅はるか)のサラダ仕立て

彩り豊かな3種類のサツマイモをゴルゴンゾーラチーズを使ったドレッシングであえてあります。さつまいもの甘さとチーズの塩加減が絶妙です。

(メイン1)鶏もも肉のグリル 黄金千貫のマッシュポテト添え

最初にメニューを文字で見たときは、マッシュポテトが片隅に添えてあるよくあるやつだよね~と思いましたが、実際に調理されたものをみると、ソースとして使用されていて、面白いと思いました。
黄金千貫は生クリームを混ぜただけですが、これ単品として食べてもかなり美味しかったです。

(メイン2)牛トリッパのラグーと紅さつまのペンネ

一日の下処理して臭みを取り除いた牛のトリッパ(第2胃・ハチノス)と、紅さつまを具材にしたトマトソースでペンネをいただきます。
さつまいもをペンネに練りこむことも考えたそうですが、それだと固くなりやすいので、今回はそのまま具材に使っています。
紅さつまのホクホク感と程よい甘さがぴったりです。

(デザート)3種のサツマイモ(こがねニンジン・黄金千貫・紅はるか)のカトルカール 旬の果実添え

締めのデザートメニューです。
程よい大人な甘さの生地と、品種によって異なる甘さ、食感が感じられます。
カットされた断面の鮮やかなオレンジ色がアクセント。
あえてムラサキ芋は使わず、黄色とオレンジの落ち着いた色合いに仕上がっていて、見た目でも楽しめる一品です。

コガネセンガンの可能性を一番感じた

今回のメニューでは、コガネセンガンは一番活躍した品種です。
一般的にはあまり売られておらず、焼酎や芋ケンピの原料として使われることの多い品種です。
でも今回は、バゲット代わりに使ったり、生クリームと混ぜることで美味しいソースに仕上がったりと、使い方次第でいろいろと楽しめる品種だということがわかりました。

小石川テラス

一連のメニューは小石川テラスのシェフに考えていただきました。
小石川テラス 日本の食文化を楽しむレストラン

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